■ベルジアン・グリフォンBelgian Griffon
■ベルジアン・グリフォンの紹介口の周りの長い針金状の飾り毛があるのが特徴的なこのベルジアン・グリフォンという犬種は、他にブリュッセルグリフォン、プチブラバンソンと合わせて3種類で分別されています。現在ではヨーロッパでとてもポピュラーな犬種になっています。
■ベルジアン・グリフォンの歴史ブリュッセル・グリフォン、ベルジアン・グリフォン、プチ・ブラバンソンの3犬種は、何世紀も前からブリュッセル周辺にいた小型で粗毛の「Smousje」と呼ばれる犬を祖先としています。これらの犬種はブリュッセルで、馬車の護衛犬として評価されていましたが、そのどこか気取った態度とこっけいな振る舞いが人々を魅了し、1900年代初めになると、このいたずらっ子のような、どこか憎めない風貌のブリュッセル・グリフォンがベルギーで人気を博すことになり、特に上流階級の人々から注目されるようになります。第一次世界大戦によってその数は少々減りましたが、その後はまた徐々に頭数が増え、熱心な愛好家の支持を得ることになりました。
■ベルジアン・グリフォンの性格ベルジアン・グリフォンは元々猟犬だったので飼い主にとても忠実です。性格的には少し頑固な所もありますが、しつけをするなどしっかりと付き合っていけば、知的で状況判断が的確にできるとても賢くて犬種なので、主人とその家族の良きパートナーになることでしょう。ベルジアン・グリフォンは飼主と家族には深い愛情を示すと同時に、陽気で明るく、教えたことはすぐに覚えることが出来ます。
■ベルジアン・グリフォンの毛色ブリュッセル・グリフォンとは、一般的に毛色で区別されています。その見分け方とは、ブリュセッルグリフォンがラフ(ワイヤー状毛質)で色はレッド、プチブラバンソンがスムース。ベルジアン・グリフォンがラフで色がブラックというのが見分けるポイントとなります。国によっては赤みがかった長い被毛の犬のみがブリュッセル・グリフォンとして分類されており、黒く長い被毛のものはベルジアン・グリフォン、スムース・タイプのものはプチ・ブラバンソンとして分類されています。
■ベルジアン・グリフォンの飼育ベルジアン・グリフォンは繊細な面も持っているので、日頃からのスキンシップやコミュニケーションを大切にするようにしてください。また、ベルジアン・グリフォンの特徴でもある被毛を維持するためには、ブラッシングをマメにするようにしてください。