しつけ教室DOGLYのホームステイはこれで2度目!
前回からのさらなる成長に期待です★
性別:男の子
犬種:シェットランド・シープドッグ
年齢:1才
前回の日記はこちらから ↓↓
パオちゃんのしつけ成長日記を読む ⇒
パオちゃんのしつけ成長日記を読む ⇒
■シェットランド・シープドッグ
Shetland Sheepdog
■シェットランド・シープドッグの紹介
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)はスピッツやコリー、スパニエルなどのミックスとして誕生したと言われています。第一次世界大戦の前にイギリス本土へ伝わり、現在のようなスタイルに改良されました。第二次世界大戦後には、アメリカでもメジャーな存在となり、その後、その人気は世界的なものとなっています。
犬種名は生まれ故郷であるイギリスのスコットランド北西部シェットランド島に由来しています。また、一般的にシェルティとも呼ばれたるいしています。シェットランド諸島は牧草地の少ない岩地の孤島で、気候条件も厳しく家畜の飼料も不足する環境であり、ここで飼育される牛、馬(シェットランド・ポニー)や羊も小型でした。そしてこのシェットランド・シープドッグ(シェルティー)もこの島の環境に適応して小型化したと考えられていますが、家畜の大きさに応じて小型化されたものとも考えられています。
一般に大型の犬種を小型化すると「神経質」になると言われていますが、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)もコリーと比べると、少し神経質で吠え声もかん高く吠える頻度も高いとされています。
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は生来的な知性と理解力の高さに定評がある犬種です。ボーダーコリーが現れるまでは、服従トレーニング競技会のトップを飾るのは常にこの犬種でした。何世代にも渡る服従訓練の成果がこの犬種の本能に組み入れられた結果と考えられています。この犬種の生まれつきの資質を引き出すには特別の訓練を必要としせず、牧羊犬としてのすぐれた資質は家庭犬としても有益で、日本を始め世界中の家庭で飼育されています。従順、感覚鋭敏で、美と知性と機敏さを兼ね備えている素晴らしい犬種と言えるでしょう。
■シェットランド・シープドッグの歴史
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)はもともとコリーと同じ祖先を持つと言われていますが、100年前にこのシェットランド・シープドッグ(シェルティー)がイギリスに上陸した時には、他のスパニエルの影響を感じさせる犬でした。この後コリーと交配させながら体形が大きくならないように改良されたのが、現在のシェットランド・シープドッグ(シェルティー)です。現在のコリーは小型の作業コリーを大型に改良したもので、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は小型の作業コリーがより小型になったものなのです。
また、シェットランド島は他の地域から非常に離れた孤島であったため、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)が世間に知られるようになったのは比較的最近です。19世紀初頭にイギリス本土に持ち込まれた当初、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は「シェットランド・コリー」と呼ばれていました。しかし、コリーの愛犬家たちが猛反発して現在の名前になったのです。
日本には昭和30年頃に持ち込まれましたが、本格的に持ち込まれたのは1957年以降になります。その後、コリーを飼いたいが飼育スペースがないという日本の住宅事情もあって、現在では人気の高い犬種のひとつになっています。
家畜の動きを制限する柵がほとんどなかったこの島では、家畜が耕作地に入らないよう管理するために、熟練した牧畜犬が不可欠でした。シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は何でもこなせる万能の農場犬として重宝され、羊だけでなく小馬や鶏の群れをも管理していました。
寒い冬の間、すべての動物たちは家の小屋で過ごさせるのが慣習となっていましたが、
気立てが優しく愛想のよいこの牧畜犬は、家の中で家族の一員としていろいろな仕事を手伝っていました。
この島はほかの地域から非常に離れたところに位置していたため、比較的短期間に純粋に血統が引き継がれ、この犬種が確立されていったと考えられています。
イギリス海軍の艦隊が、演習のためにしばしばこの島を訪れては、シェットランド・シープドッグの子犬を買ってイギリスに持ち帰っていました。これらの犬は当初「トゥーニー・ドッグ(シェットランド語で"牧場犬"の意)」と呼ばれていました。1906年頃には、シェットランド・コリーと呼ばれることが多くなり、コリーの愛犬家たちの猛反発を受けてシェットランド・シープドッグという名前に変更され、後に「シェルティー」という愛称で親しまれるようになりました。
■シェットランド・シープドッグの特徴
顔は鼻筋がまっすぐ通っており、耳は半分立ち上がっています。目は褐色が多く、毛色がブルー・マールの場合は青か銀。体つきは筋肉質で、胸がよく張り、腹部は引き締まり、全体にバランスがとれています。まれに大きい犬が生まれることがあり、そのため体高には厳しい制限がつけられています。
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は体長が体高よりやや長く、小型で機敏な動きを得意とする犬種です。滑らかな歩調で地面を踏みしめながら歩きます。牧畜犬に必要な、抜群の敏捷性とスピード、忍耐力を兼ね備えています。
短く密集した下毛と、まっすぐで硬く長い上毛のニ層構造の被毛で覆われ、胸と尻尾にはふさふさとした豊かな飾り毛が見られます。温和でやさしい表情からは、聡明さと警戒心の強さもうかがえます。ラフ・コリーに似ていますが、大きさ以外にも微妙な違いがあり、それが犬種を分けることにつながっています。
■シェットランド・シープドッグの性格
シェトランド・シープドッグ(シェルティー)は飼い主にとても忠実で、温厚で優しさにあふれています。また、物覚えもよいのでしつけもしやすく忍耐強さも兼ね備えています。
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は、非常に明るくて感受性が強く、人を喜ばせることが大好きな犬種です。そういった性質を基本としているだけに、非常に従順で物覚えがよく、家族に対して献身的な愛情を寄せてくれます。また、愛想がよく親しみやすいというだけでなく、温和で遊ぶことが大好きなので、子供たちともとても仲よくやっていけます。ただし、遊んでいる時に牧畜犬としての血が騒ぐのか、ときどき人間のかかとに噛み付いたりすることもあります。
また、内気な面も持ち合わせており、しばしば見知らぬ人に対して臆病になったりします。
牧畜犬としての本能から、比較的よく吠える習性も持っています。
牧羊犬として誕生した頃は家畜を追い、家を守りながらネズミを狩る、機敏で小回り抜群の作業犬でしたが、家庭犬になった今では、その活発さはひたすら運動や遊びに向けられています。走る、跳ぶといった運動能力にとても優れていて、利発でしつけもしやすく、よく遊び、よく学ぶ犬の典型ともいえるでしょう。飼い主を素直に慕う面がありますが、訓練には飼い主の広い心と優しさが必要といえるでしょう。
■シェットランド・シープドッグの毛色
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)には、首周りと胸元、前脚の裏、かかとから上、尾の裏側に飾り毛があります。また、長い被毛が特徴です。
セーブル・トライカラー・ブルーマール・ブラック&ホワイト・ブラック&タンの毛糸は、いくつかの部分にホワイト・マーキングが見られるのが好ましいとされていますが、なくても欠点とはみなされません。
■シェットランド・シープドッグの飼育
シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は体格差の大きい犬種のひとつです。毎日十分な運動が必要ですが、小型化したことから骨折し易いので要注意です。ふさふさした被毛のため肥満ややせすぎに気付きにくいので定期的にチェックしましょう。先天的な目の病気の報告例があります。
大まかなブラッシングを毎日するようにしましょう。また週に1度は毛玉やほつれをほぐしてから、ピンブラシで逆毛を立てるような作業を繰り返した後、毛の流れに沿ってブラシを入れる本格的なブラッシングを行ってください。飾り毛の多い首、胸、尾、前肢などの部分は、粗めのクシでブラッシングするとよいでしょう。放置した毛玉は、寄生虫の温床となって皮膚病の原因にもなってしまいます。シャンプーは月に1、2回程度とし、ぬるま湯で全身を濡らしてから、マッサージするように洗いましょう。よくすすいだ後にリンス液を塗布し、再度すすいで水気をタオルで吸い取った後、ドライヤーによって十分に乾燥させてください。
シェトランド・シープドッグ(シェルティー)の運動は、毎日の散歩や活発なゲームなどをする程度で十分です。温暖な地域であれば屋外で過ごさせることもできますが、家族と一緒にいることが大好きな家庭犬なので、離れて過ごさせることは避け、家の中で一緒に暮らすことをおすすめします。
■シェットランド・シープドッグの健康上の注意点
運動は、年齢や体調などに応じて、時間や距離、内容に変化をつけてあげてください。
1日20?30分程度が基本で、できれば遊びにも変化をもたせ、全身運動をこころがける。
飾り毛を美しく保つためには、リードは目が粗めのチェーン・タイプを選んだ方がよいでしょう。餌は、栄養バランスのとれたドライフードを基本に、缶詰フードなどを加えて栄養を補強した、混合食が一般的です。ブルー・マールでは、聴覚に障害がないか調べる必要があります。眼病や肝臓、皮膚の病気にも注意してください。
■シェットランド・シープドッグの気をつけたい病気
・皮膚疾患外 ・耳炎 ・てんかん ・コリーアイ ・白内障 ・股関節形成不全